著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

飛蚊症は「見え方」が変わってきたときに注意する

公開日: 更新日:

 飛蚊症(ひぶんしょう)は、その名の通り、目の前に蚊が飛んでいるような、何か動くものが見える症状のことを言います。

“目の前に蚊が飛んでいるような”以外には「煙や糸くずのようなゆらゆらとしたものが見える」「白い壁や青空を見ると、虫や糸くずのようなものがよりはっきりと見える」なども患者さんの訴えとしてよくあります。

 虫や糸くずのようなものは、まばたきをしても消えず、暗いところでは気にならなくなります。かすみ目の原因のひとつでもあるので、飛蚊症が出ると「目がかすんできた」と感じるようになる人も。

 ある日突然、症状が出るのが飛蚊症。大半は、加齢に伴う飛蚊症で、健康な人でも起こりますが、時に網膜剥離や眼底出血などの目の病気が原因となっていることもあります。なお、若い世代であっても強度の近視の方は、早くから飛蚊症を自覚することもあります。

 目の中は透明なゼリー状の硝子体(しょうしたい)という物質で満たされています。この硝子体の奥に、後部硝子体膜と呼ばれる部分がある。人間が生まれたとき、網膜と呼ばれる目の奥の神経線維とこの後部硝子体膜はくっついています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    泉房穂氏は斎藤元彦知事に謝罪後「テレビから消えた」騒動が…"物言う"コメンテーターの現在地

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  5. 5

    斎藤元彦知事の“疑惑”長期化で「オールドメディア対SNS」も第二幕へ…ホリエモンの苦言にSNSも賛同

  1. 6

    元不倫相手の孤独死で…桂文枝「人間国宝」認定は絶望的に

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    斎藤元彦知事は“無双”から絶体絶命に…公選法違反疑惑で刑事告発した上脇教授と郷原弁護士に聞いた

  4. 9

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 10

    パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中