専門家には違和感 鳥取巨大地震「横ずれ型」発表の不気味
過去の地震の記録をたどると、熊本も鳥取も地震が多い地域なのだという。しかも、東京出版会の資料「日本の活断層」に載っている2000本の活断層以外は、すべて未知の活断層だ。だとすれば、2つの地震をことさら強調する必要はないはずだが……。
「多くの研究者は日本の活断層について、判明しているものの3倍はあっておかしくないとみています。それなのに気象庁は、今年になって起きた地震を本来なら起きない場所のように伝えている。海外の地震の流れを見ても、ユーラシアプレートの異常は明らか。こうした動きは、普通に考えれば、南海トラフの予兆でしょうね。でも、そこから目をそらすため、横ずれだとか新しい断層だと発表しているのではないかと疑ってしまいます」(高橋氏)
鳥取地震と時間差で、日向灘(宮崎)をM4.4の揺れが襲った。日向灘といえば、南海トラフの巨大地震の発生予測場所としても知られる。Xデーは近いかもしれない。