豊漁が一転、不漁に…サンマは北海道地震を知っていたのか

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 サンマの値段が上がっている。北海道はサンマの水揚げ量日本一。北海道胆振東部地震の影響が尾を引き、サンマの価格が高騰しているのだろうか。

「地震による停電や物流停滞など、サンマ漁への影響は解消されてきています。価格の高止まりは、サンマの群れが北海道近海から離れ、不漁が続いているためです。8月末の豊漁が一転、9月に入って群れが近海に近寄らなくなったのです」(水産庁・漁政部加工流通課)

 築地市場の北海道産生サンマの卸売価格(中値)を見れば一目瞭然。

〈表〉の通り、8月末の1キロ400円台が、9月に入りうなぎ上りである。

■発生を見越して遠泳に逃泳か

 ここであることに気づく。6日未明に発生した大地震の数日前から卸値は上昇。つまり、8月末に北海道近海にいて豊漁をもたらしたサンマたちは、大地震を見越して近海を離れたのだ。サンマが地震前に何らかの異変に気づき、遠洋に逃げたのではないか――。水産庁は「今のところ、庁内でそのような“説”は聞いたことがありませんね」(加工流通課)と答えたが、立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)はこう言う。

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