リモートワーク中に大地震が起きたら…企業はどんな対策をしているのか
■「安否確認訓練」が最多
ちなみに「リモートワーク中の防災対策として行っている」と答えたなかでは、最多が「安否確認訓練」(75%)。次いで「リモートワークを想定した災害対応マニュアルの整備」(47.8%)、「社員の自宅用防災グッズの配布」(44.6%)となった。
調査では、実際に過去に災害で困ったエピソードも紹介。「東日本大震災の被災時に、全社員の安否確認が取れたのが、地震発生後10日目だった」(55歳男性・管理職)や、「大規模な停電時にパソコンの電源が全て落ちて大変だった」(42歳男性・一般社員)などの声があった。
リモートワーク中の被災であれば家族と一緒にいられる可能性は高いが、会社の仲間との安否確認が遅れたり、仕事の指示が滞るなど不都合もある。この機会に少なくとも部内のメンバーとは話し合っておきたい。