「明治製菓」形がよく似た「アポロチョコ」と「きのこの山」は親子の関係なの?
8月11日は、山の日にちなんで「きのこの山の日」。1975年に「きのこの山」は誕生しているが、そのきっかけは69年発売の「アポロチョコ」にある。
発売まもないアポロの売れ行きがイマイチだったことから、工場設備を有効活用できるものを作ろうというところから始まっている。アポロと同じ機械からさまざま試作を経て誕生したのが、きのこの山なのだ。
「アポロチョコの上部と形がよく似た“きのこ形”チョコは、アポロにカシューナッツを差し込んだ試作が原型です。ところが、商品化に伴い、カシューナッツは形やサイズが不安定で量産に適さないことがわかりました。また手を汚さずポイポイと食べられるように、持ち手部分をクラッカーにしました」(明治・広報担当者)
その後はご存じの通り、発売した途端に人気となり、当時の明治製菓のお菓子の売り上げ記録を更新してしまったという。
そして、きのこの山から遅れること4年、ライバルの「たけのこの里」が世にデビューした。その後は、それぞれの固定ファンがどちらがおいしいかを巡って論争を繰り広げている。