伝説の月刊誌『話の特集』を創った矢崎泰久という破天荒
最初の出会いは1976年の春だった。わが師の久野収が一橋出版から高校の『倫理・社会』の教科書の執筆を依頼され、弟子たちの他に中山千夏と矢崎を誘ったのである。
久野はその時「失礼だが」と前置きして、矢崎にこう言ったという。
「キミや中山クンのようにやネ、学歴はない…
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