サマソニに出演したことも 昭和世代には懐かしいキャラクター「モンチッチ」の正体
1月26日は「モンチッチの日」。1974年のこの日に誕生したモンチッチは来年に50周年を迎える。昭和世代には懐かしいが、名前は聞いたことがあるという人も多いはず。一体何者なのか?
モンチッチの生みの親である、ぬいぐるみ製造のセキグチ(東京・葛飾区)の担当者がこう説明してくれた。
「モンチッチは体はぬいぐるみ、顔と手足はソフトビニール製の人形で、当時としては斬新な手法で作られました。サルではなく、サルに似た妖精をイメージしたものになります。愛らしい姿と相まって人気者となり、翌年から海外にも輸出を開始。その後は着せ替えのドレス展開やさまざまなグッズも販売され、世界中で爆発的ブームを起こしました。現在まで累計販売数は7000万個を突破しており、世界30カ国以上の人々に愛され続けています」
同社は、1918(大正7)年創業の老舗。同じぬいぐるみでも、モンチッチがここまで売れたのにはワケがある。
例えば、型にはまらないプロモーションもそのひとつ。誕生30周年の2004年には、モンチッチくんとモンチッチちゃんが教会で結婚式を挙げて話題に。すると、同年10月にはコウノトリが運んできた新たなファミリー「ベビチッチ」も誕生した。