米テキサス州では「ワニガメ」が保護対象 密漁通報の報奨金は30万円まで倍増!
在来の生物相に影響を与える恐れがあるとして、日本では「特定動物」に指定され、ペットとしての飼育や野外への放出などが原則禁止されているワニガメ。時々、捕獲されてニュースになっている。が、米テキサス州では「絶滅危惧種」に指定され、手厚い保護の対象になっている。
同州公園野生生物局(TPWD)はこれまで、ワニガメの密猟を通報した人に最大1000ドル(約15万円)の報奨金を与えていたが、このたび、それを倍増。話題になっている。
プレスリリース(9月28日付)で、「通報がワニガメの密猟事件の有罪判決につながった場合」には報奨金を最大2000ドル(約30万円)まで倍増すると発表した。すでに報奨金をゲットした人がいるそうだ。
ワニガメは寿命が長く、成長するまでに時間がかかることに加え繁殖力が低いため、密漁されると絶滅の恐れがあるので、テキサス州は懸命に保護しているそうだ。
またTPWDでは、ワニガメを発見した場合は写真撮影し、TPWDの追跡調査のウェブサイトにアップすることも呼びかけている。