生後5カ月で勧める獣医もいるが…早過ぎる去勢手術は尿漏れの原因になる

公開日: 更新日:

 過去には、4カ月で去勢手術を受けたニホンスピッツがいました。狂犬病ワクチンを接種するタイミングで手術を受けたそうです。その結果、ずっと尿漏れに。プロスタグランジンと呼ばれる薬で改善しますが、手術のタイミングを間違えなければ不要でした。

 子犬が喜んでいるときなどに尿がチョロチョロと漏れるのは「うれション」と呼ばれますが、これは短い尿道で括約筋が緩んだことによる影響です。シニアの尿漏れは正常な括約筋が加齢で衰えたことによる緩みですから、結果は同じでも原因が異なります。

 こうした去勢手術の後遺症を防ぐには、成長が早い子でも生後8~10カ月は経過してから手術を受けるのが無難です。5カ月以前は早過ぎると思います。そもそも去勢手術を行うべきかどうか。日常生活に支障がなければ行わない選択肢もアリでしょう。しかし、オスとしてのボス意識が強い子については行うのがベターです。

 日常生活に支障を来すことの1つは過剰なマーキングで、飼い主さんが水をかけてもそこにしたり、小型犬などで部屋の入り口までマークしたり。2つ目は周りへの強い威嚇で、3つ目はメスの発情刺激に伴う前立腺の腫れです。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在