「もんじゃ焼き」ブームの3大要因…主要駅に出店、Z世代とSNSの発信力、ダラダラ食べの魅力
「今、もんじゃ焼きが来ています」
こう言うのは、小山裕史さん。飲食店経営者のためのビジネスニュースメディア「フードリンクニュース」の取締役編集局長だ。
小山さんによれば、きっかけをつくったのは、1871(明治4)年創業の豊洲市場水産仲卸「尾粂商店」の5代目。
「東京の月島で育った彼は、もんじゃ焼きから東京文化を世界に広めたいと、2015年に『加納コーポレーション』を設立。もんじゃ焼き店だけで現在34店舗出しています(23年12月7日時点)。いずれも曜日によっては行列ができる繁盛店。ほかの大手飲食チェーンも刺激を受け、続々と出店しています」