工藤静香の出身地 東京・羽村市が「共働き子育てしやすい街」で全国5位のなぜ
「トカイナカ」の穴場感
羽村市は玉川上水や多摩川の水辺や関東最大のチューリップ畑、里山など自然がある一方、ターミナル駅の立川に近く都心への通勤のしやすさや買い物など利便性が高い“トカイナカ”だという。
「青梅など近隣農家の野菜などが安く買えるほか、六本木や虎ノ門に出店している高級スーパー福島屋の本店があり、質の高い精肉や鮮魚などを求めて、週末は近隣エリアから車で買い物に来る家族連れで賑わいます。環境は静かで川遊びができて、住宅価格も都心に比べて安いのに、知名度や認知度はまだまだといったところです」(地元在住のフリーライター)
ファミリータイプのマンションは築浅でも2000万円台、やや築古なら1000万円台で購入できる。不動産アナリストの長谷川高氏は、「多摩地区一の繁華街である立川や米軍基地のお膝元のイメージのある福生に比べて地味ですが、都心のマンション価格が高騰する中、リモートと出社のハイブリッドな勤務形態が可能な人にとって、こうした郊外エリアという選択は大いにアリだと思います」と話す。
類似エリアはほかにもありそうだが、意外な穴場エリアと言えそうだ。