「マハラジャ六本木」は今…中高年客で沸くバブル時代のディスコの象徴に20代が潜入
水曜日にもかかわらず午後9時を回った店内には仕事帰りの50~60代の男女がひしめき合っていた。ここは六本木駅3番出口のすぐそば、六門ビルの6階。1980年代後半~90年代前半にかけて一世を風靡した「マハラジャ六本木」だ。
バブル時代の象徴ともいえるディスコに、再び足を運ぶ中高年が増えているという。ここに集まる目的は何かを探るため、20代の日刊ゲンダイ記者が潜入した。
エレベーターを降りた先に広がるのは赤色のネオンに照らされたフロア。ミラーボールはもちろん、お立ち台も設置され、壇上ではあでやかなレースのワンピースを身にまとった女性が「ジュリ扇」を片手に音楽に身を委ねている。
80'sDISCO、歌謡曲ナイト、オールミックスなど、曜日ごとに選曲が異なる。記者が訪れた水曜日は80年代に流行したユーロビートが中心。お酒を片手に音楽にノる人や肩を寄せ合い会話する人が多い中、軽快なダンスステップでひときわ目を引く男性がいた。
■「男性は背広・ローファーが礼儀」