オスプレイ“見切り発車”の飛行再開…防衛省「隠蔽」「米軍の言いなり」で人的被害招く恐怖
昨年7月「部品落下」を公表せず
実は14日、飛行再開のまさにその日に、陸自の“隠蔽”と判断されても仕方ない、オスプレイの別の問題事案が発覚した。昨年7月11日、木更津駐屯地を離陸し、東京湾周辺で飛行訓練をしていた陸自のV22オスプレイから、ナットなどの部品が落下していたことが分かったのだ。海上で落下した可能性があるため影響が少ないとして、公表を見送っていた。
人口密集地の首都圏で、陸上に部品が落ちたらどうなっていたか。考えるだけで恐ろしい。
「木更津は暫定配備で、自衛隊が導入する全17機が佐賀空港の隣に新設される佐賀駐屯地に2025年に移される。部品落下があったのは、佐賀駐屯地の夜間工事が始まる直前です。公表したら配備に支障が出ると考え、隠蔽したとしか思えません。海上だろうが、陸上だろうが、部品落下なんて冗談じゃない。一歩間違ったら、人的被害が出てもおかしくありません」(半田滋氏)
日本国内には現在、米軍普天間基地に24機、横田基地に5機、陸自の木更津駐屯地に14機のオスプレイが配備されている。民間人が事故に巻き込まれてからでは遅い。