覇気ない「神真都Q会」は先細り…デモは中高年ばかり、少人数でささやかに繰り返し
日本特有のレイシズム(人種主義)が加わっている。「政府 テレビは在日帰化人」などという差別的なプラカードを掲げる者も。
もちろんマスク着用にも反対だ。デモ隊を誘導する警察官や通行人に対してもメガホンで「マスク外して!」などと怒鳴りつけた。マスク着用で取材していた筆者も「あっち(DS)側だ」などと罵られた。
同年3月には、活動は更に過激化。都内や静岡県内のワクチン接種会場を立て続けに“襲撃”して妨害。警視庁公安部などが関係者を摘発した。逮捕者は十数人に上り、メディアにも取り上げられるようになった。メンバーが大量脱退し、デモの参加者も、開催頻度やエリアも激減した。
現在は、中高年ばかりの少人数でささやかなデモを繰り返している。囃し立てるかのような調子の自作ソングが定番だ。
「騙された~騙された~日本政府に騙された~ 河野太郎(元ワクチン担当相)に騙された~ テレビの嘘に騙された~」
「Hey! Yo!」と合いの手を入れるラップ調のシュプレヒコールもあるが、覇気はない。メディアの取材もほとんど来なくなった。彼らを見守るのは、警官と熱心なウオッチャーくらいだ。(つづく)
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