春から盛んにPRされる犬の「フィラリア症」血液検査は毎年必要なのか?

公開日: 更新日:

 フィラリア症は蚊が媒介する感染症で、犬の心臓や肺、猫の肺などに寄生虫が感染します。成虫になると30センチ近くにもなりますが、心臓に多数寄生すると血流が滞って、最悪の場合、命を落とす恐れがありますが、感染初期はあまり症状が目立たず、見過ごされやすいです。

 発症すると元気や食欲がなくなる、咳をする、痩せる、呼吸が苦しくなる、といった症状が見られ、さらに進行すると、お腹が張ってきたり、血尿のように尿が赤くなったりします。

 前述した通り蚊が媒介する病気ですから、春から夏にかけて動物病院に行くと、フィラリア予防の観点から、フィラリア感染を確認する検査が勧められることが少なくありません。薬剤の進歩でフィラリア症は少なくなっていますが、それでも盛んに検査が勧められるのには理由があります。

 30年ほど前、イベルメクチンという抗寄生虫薬が登場。フィラリアの駆虫薬として普及していました。その際、よく使われたのは粉薬を“豚”の配合飼料に混ぜて処方する方式です。そのレシピが海外から伝わり、日本でも犬の体重に応じて処方されていたといいます。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主