春から盛んにPRされる犬の「フィラリア症」血液検査は毎年必要なのか?

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 しかし、当院でかかりつけのワンちゃんなら、薬の確認と心臓の聴診で検査は完了。心臓の音に問題がなければ、薬を処方して終わります。もしフィラリアが心臓に感染して成長しているとすると、心音が乱れることから判断できるのです。その場合、高価な血液検査は必ずしも必要なく、培養検査で十分なことがほとんどです。

 これが可能なのは、かかりつけ医としてワンちゃんの状態を把握しているからで、初診の飼い主さんが「血液検査ナシで薬を処方してください」と言っても無理なお願いです。診察ナシで処方はできません。

(カーター動物病院・片岡重明院長)

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