小池都知事「学歴詐称疑惑」再燃 衆院東京15区補選“アウト”…「女帝」頼みの岸田首相も打つ手なし

公開日: 更新日:

乙武洋匡氏の応援で表に出るのは厳しくなった

 小島氏の新証言は小池知事にとって大打撃だ。16日告示、28日投開票の衆院東京15区補欠選挙に“参戦”しているが、学歴詐称疑惑の再燃が選挙の行方に影を落とす。

「知事は作家の乙武洋匡氏の擁立を主導しました。8日の出馬会見では、会見場に乙武氏と知事の写真を並べたポスターをそこかしこに掲示。無所属ながら、乙武氏は完全な“小池印”です。知事は選挙期間中に応援に入り、当選をもぎ取ることで存在感をアピール。夏の知事選につなげる腹づもりだったが、今回の報道は手痛い。応援で表に出るのは厳しくなった。囁かれる国政進出も立ち消えだろう」(都政関係者)

 補選は長崎3区と島根1区でも行われる。「3敗」を避けるため、小池知事にすがるしかない岸田自民も当てが外れた格好だ。

「裏金事件の影響で、自民は候補擁立が難航。長崎は不戦敗を選びました。唯一擁立を決めた島根は保守王国ながら、既に絶望的な情勢です。何とか『3敗』を避けるため、東京では小池さんと共同歩調をとり、乙武さんを支援することで事実上の『勝ち』を拾う戦略を描いていた。しかし、小池さんの学歴詐称疑惑は確実にマイナスです。3戦全敗の可能性が高まりました」(官邸事情通)

 岸田首相も“女帝”も打つ手なしか。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと