マイナ保険証はトラブル続きなのに…河野デジタル相は紙廃止「問題なし」一点張りの厚顔不遜
「資格情報が無効」「カードリーダーでエラー」
不安払拭もままならず、いまだにマイナ保険証はトラブル続きだ。
大阪府保険医協会が先月末から今月3日まで、府内の会員医療機関(約4000カ所)を対象にマイナ保険証に関するアンケート調査を実施(有効回答247件)。今年1月以降にマイナ保険証のトラブルが「あった」との回答が約64%に上った。
「具体的な事例として、『資格情報が無効』や『カードリーダーでエラーが出る』など多数報告されています。漢字が黒丸で表示されるトラブルも多い。現行の保険証が廃止された場合、受付業務が『混乱すると思う』と答えた医療機関は9割超。『受付業務に忙殺される』『待ち時間が長くなる』との懸念が噴出しています。現行の保険証がなくなったら、現場の混乱は避けられません」(府保険医協会事務局参与の田川研氏)
政府は昨年、デジタル庁にマイナンバー情報総点検本部を設置。今年1月に総点検を終えて再発防止を打ち出したが、いまだ「他人の情報が紐付けられている」などの根本的なトラブルが発生しているありさまだ。
点検本部長を務めたのは何を隠そう、河野氏である。デジタル庁に再度点検を実施するか尋ねたが、「引き続き、マイナンバー情報の正確性確保に関する取り組みを推進していきます」(広報担当)と木で鼻をくくった対応だった。
保険証廃止への不安・不満を無視して、足元で続くトラブルは放置。河野大臣は外国人に対してと同様に不遜な態度で、マイナ問題に向き合っている場合じゃないゾ。