鹿児島県警「情報漏洩事件」で元巡査に有罪判決…再発防止策は“絵に描いた餅”と疑問の声

公開日: 更新日:

 鹿児島県警の情報漏洩事件。5日、鹿児島地裁は外部に捜査情報を漏洩したとして鹿児島県警の元巡査長・藤井光樹被告(49)に懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡した──。藤井被告は初公判で「警察組織を変えたかった」と情報漏洩の動機について語っていた。

  ◇  ◇  ◇

「藤井被告が外部に漏洩したとされる内部文書には『告訴・告発事件処理簿一覧表』のほか、事件記録の廃棄の推奨などを記述した『刑事企画課だより』などが含まれていました。この事件で巡査長の捜査資料の漏洩先として調査報道などを専門とするニュースサイト『ハンター』が今年4月に鹿児島県警の家宅捜索を受けました」(全国紙社会部記者)

■情報漏洩ではなく内部告発

 鹿児島県警から家宅捜索を受けた「ハンター」の代表である中願寺純則氏に連絡を取ると、「判決については藤井被告がハンターの情報源だと認めたことはないのでノーコメント」としつつ、「ハンターが入手した告訴・告発受理簿一覧表のおかげで県警による不当な捜査が行われたのは事実です。情報提供は(漏洩ではなく)内部告発だったと信じています」と語り、こう続けた。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース