共働き世帯は専業主婦世帯の約3倍に! 女性が選ぶべき「未来のための選択」とは
共働き世帯が年々増加
セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。
【解消されない夫婦のモヤモヤ】
2023年には共働き世帯が1200万世帯を超え、専業主婦世帯の約3倍にまで増加しました。しかし、この共働きの中にはパートで働く主婦が多く含まれています。
実際には、夫と同じ額を稼ぐ女性はまだまだ少ないのが現実です。
この現状は共働きが増えたという印象と、実際の収入格差のギャップを浮き彫りにしています。
専業主婦でいることの幸福とは?
SNSなどでは「専業主婦やパート主婦でいられる社会こそが素晴らしい」といった意見も見受けられます。
確かに、子どもが帰宅したときに「おかえり」と言って迎えられる環境は、母親と子ども双方の幸福感を高めるものです。
私も会社員からフリーランスに転身し、家にいてあげられる安心感を得た経験があります。
しかし、専業主婦やパート主婦でいることが本当に幸福かどうかは、夫婦仲が良好かどうかに大きく左右されると思うんです。
「この人と結婚したら幸せになれる」
そう信じて結婚したはずですが、現実にはセックスレス、不倫、ギャンブル、借金、子育ての価値観の違いや親族との付き合いなど、さまざまな要因で夫婦関係が悪化してしまうことも珍しくありません。
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経済的自立がもたらす安心感
たとえ夫婦仲が悪化しなかったとしても、予期せぬ事態が起こることもあります。
夫が病気で働けなくなったり、失職したりする可能性も考えられますよね。
そんなとき、経済的に自立していない女性は、社会的な孤立や不安定な生活に陥るリスクが高まります。
だからこそ、女性が自分自身のキャリアを持ち、経済的に自立していることは大切です。
夫と全く同じ収入を得るのは難しいかもしれませんが、自分自身の収入源を確保することで、未来に対する安心感を持てるのではないでしょうか。
子どもに親の背中を見せる
一生懸命に働く母親の姿を見せることは、子どもにとって良い影響があるのではないでしょうか。
特に娘を持つ母親としては、男性と同じようにキャリアを積んで欲しいと思っています。
そのためにも、私自身が生き生きと働く姿を見せるのが大切だと感じます。
もちろん専業主婦やパート主婦よりも子どもにかけられる時間は少ないかもしれませんが、その分限られた時間を濃密に過ごす工夫をすればいいですよね。
仕事と子育ての両立は簡単ではないけれど、働く母親の姿を通して子どもたちに自立心を持つことの大切さを伝えられたら、と思っています。
未来の選択肢を広げるために
最終的には、夫婦がどのような形で協力し合うかが重要です。
しかし、離婚を目標にしている40代の私からすると、「子どもが生まれても仕事を辞めないで」「キャリアを途絶えさせないで」と女性に伝えたい!
キャリアを継続させておけば、どんな未来にも対応が可能だからです。
やはりお金は大事です。人生のおおよその不安要素はお金で解決できます。
一度仕事を辞めてしまうと新しいことを始めるのが億劫になってしまいますし、当然収入も減ってしまいます。
経済的に自立して、たとえ何か問題が起こっても自分で道を切り開ける強さを身につけたいですね。
(豆木メイ/フリーライター)