阿部巨人が《もっともビビる》阪神投手の復帰でCS戦々恐々…Gナインに根付く苦手意識
首位巨人が昨23日、2位阪神との天王山第2ラウンドを制し、優勝マジックを4に減らした。
0-0の七回無死一、三塁から代打・坂本が放った右前適時打の1点を守り切る辛勝だったが、これで今季の阪神との直接対決は最後。4年ぶりのリーグ優勝をグッと手繰り寄せた巨人の阿部監督は「今日は全員で行こうと思っていた。最後は(坂本を)信じて良かった」と安堵の表情を見せた。
とはいえ、「V奪回の可能性が高まったと同時に、その先のCSに不安を抱かせる試合でもありました」とはさる球界関係者だ。
巨人打線は自身4連勝中だった阪神先発・髙橋遥人(28)に六回までゴロの山を築かされ、わずか2安打に抑えられた。左肩など3年連続手術の影響で長期離脱があった髙橋とは、2021年10月以来の対戦。過去、7回以上自責点2以下の「ハイクオリティースタート」を8度も許し、21年9月25日から16イニング連続無失点中の正真正銘の「巨人キラー」なのだ。
その髙橋は7回途中5安打1失点で降板。痛恨の今季初黒星を喫し、「先制点がそのまま決勝点になってしまった。申し訳ない」と唇をかんだものの、1失点では責められない。前出の球界関係者がこう言う。