著者のコラム一覧
田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまの処遇めぐり保護者間で高まる懸念…筑付高は東大推薦入試で公平性を担保できるのか

公開日: 更新日:

 東大の推薦制度は「特定の分野で傑出した能力や意欲を持つ学生を確保するため」(理系教授)に2016年度から導入された。悠仁さまが昨年11月に発表したトンボ論文は「推薦合格に値する質の高さ」(同)と評価を受けている。筑付高が複数の候補の中から悠仁さまを選んでも何ら不思議はなく、本人が推薦を望めば、その枠に入れないほうがおかしいと非難されかねない状況なのだ。

「しかしその一方で、保護者の中には悠仁さまが1人で研究・執筆されていない点を問題視する人も少なくない。そうした環境にない受験者と同列に扱っていいのかと」(塾経営者)

 論文は3人の名前が記され、筆頭研究者は「秋篠宮悠仁」となっている。その中の一人は国立科学博物館の研究主幹を務める清拓哉氏。トンボ研究のトップリーダーであり、その指導の下で研究が進められたとなると、ストレートに評価していいのかどうか微妙になる。

「合格後に議論が起こるのは避けられない。世間の注目を集めやすい東大ではなおさら」と話す塾経営者は「受験は公平さが担保されなければならない」と強調する。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…