「法律婚と浮気癖は関係ない」事実婚妻に“すべて”を委ね、女遊びを繰り返す48歳男【冷酷と激情のあいだ~男性編~】

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コクハク

48歳、浮気癖は直らない

「冷酷と激情のあいだvol.222〜女性編〜」では、事実婚の夫であるヒロツグさん(48歳・仮名)の浮気癖に悩みながらも、別れを決断できない44歳の茜さん(仮名)が抱く複雑な気持ちをお届けしました。
 ヒロツグさんは現在進行形で浮気中ですが、自分から離婚を切り出したことは一度もありません。夫婦の関係について、どう考えているのでしょうか。

【冷酷と激情のあいだ~男性編~】

「俺、浮気する癖はもう直らないと思います。

 だって目の前に俺に興味がありそうな女性がいたら、その瞬間に茜のことは忘れちゃって、そっちに行きたくなっちゃうんですよね。

 そりゃあ後になってから、茜に悪かったなって気持ちは出てきますけどね。でも、だからといって自制がきくレベルではないんですよね」

 事実婚の妻である茜さんが、離婚を選択肢に入れているであろうことは薄々感じているヒロツグさん。

 離婚を阻止したい気持ちはあるけれど、浮気をやめるだけの理由にはなっていないと話します。

絶賛浮気継続中

「茜との暮らしも続けたいし、女性と遊ぶのもやめられないってのがホンネです。

 ウチは事実婚ですけど、法律婚じゃないから浮気をしているワケではありません。

 実は今も俺には30代後半の彼女がいるんですけど、茜と別れてその子と暮らしたいと聞かれればまったくそんな気ないんですよ。

 やっぱり一緒に暮らすのは茜がいい。

 まぁ、こんな身勝手な言い分を『はい、そうですか』って聞き入れてくれる女性はいませんよね。

 ここらで茜から三行半を突きつけられても仕方ないと覚悟はしています」

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浮気を繰り返す理由がわからない

 事実婚の妻がいるのに、浮気を繰り返す理由を尋ねても明確な答えはなく、ヒロツグさん自身も「なんででしょうね?」と不思議そうです。

「俺、自分のことをモテるとも思っていないんですよね。茜の他に彼女がいることを、自慢したいわけでもないし…。

 なんだろう、結局は寂しいのかなぁ?

 茜に対する不満はないですけどね、平和すぎる毎日がダメなのかもしれないですね。

 生活も仕事もおかげさまで安定しているから、刺激がないんですよ。でもなぁ…、別にハラハラする刺激的な日々を送りたいってわけじゃないんです」

 ここまで話し、急に黙ってしまったヒロツグさん。しばらく黙ったあとに、次のように続けます。

ドキドキが快感なのかも

「う〜ん。新しい女性と付き合い始めると、やっぱりドキドキするし楽しいじゃないですか。

 俺にとっては、それが快感なのかもしれない。よくわからないですけど。

 もし、茜が『もう限界、別れたい』って言うのなら、俺には引き留める権利はないと思います。

 だから茜次第ですかね、これからの夫婦関係は。

 え? 俺の浮気がそのうち収まる可能性は本当にないのかって…?

 うーん、どうでしょうね。浮気しようと思ってしているわけでもないですし、出会いって偶然の産物じゃないですか? だから付き合いたいなって思う子が現れれば、何歳になっても浮気しちゃうんじゃないかな、俺は…。

 わからないです、ほんとに。体力の限界がくれば、浮気したくてもできなくなるときが来るでしょうし。

 でもね、茜に不満はないんですよ、悪いなぁとは思いますけどね。でも浮気がやめられないんです。だから茜に委ねるしかない。

 それが俺の本心です」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ100%同じ価値観を有する男女は稀です。ましてや交際前の男女となれば、なおのことです。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。

 まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

(並木まき/ライター・エディター)

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