斎藤元彦知事「ワンチーム」訴えるも議場は反応冷ややか…再選後初の所信表明でも拭えない“Wの疑惑”
果たして司直のメスは入るのか。「Xデー」はいつなのか。今後も悶々とした状況が続くわけで、県議や職員ももやもや感が晴れないのだろう。
■結局、大事なのは自分だけ…
「ワンチームで、オール兵庫で坂をのぼり、未来の扉を開いていきたい」
斎藤知事はこれまでの態度を改め、信頼関係の構築に向けて決意を新たにしたかのようにも見えたが、県民などから《知事選前と全く変わっていない》《結局、大事なのは自分だけ》などといった投稿がみられるのが、自身に対するパワハラ疑惑の告発文書を作成し、自死した県幹部の男性職員の私的情報とされるデータがSNS上で広がっていることについて対応を問われた時の返答だ。
データは「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首(57)が男性の公用パソコンに入っていたものとしてX(旧ツイッター)上に掲載して拡散されたものだ。データが本物であれば、県の内部情報が漏洩したことになるわけで、県のトップとして早急に警察などに捜査を要請するのが筋だろう。