守山市立図書館(滋賀県)「読書日本一のまち」の発信源、図書館サポート隊が支える
大盛況を支えるのは、「図書館サポート隊」として職員とともにサービス拡充に取り組む市民ボランティアたちだ。メンバーにはシルバー世代はもちろん、本好きの中高生も含まれる。活動内容は本の修理や敷地内の雑草取りのほか、本紹介のポップ制作や読み聞かせなど日常的に企画を実施。
特に「本の闇鍋」は大好評だったようだ。中高生サポーターがそれぞれの感性でオススメの本3冊を袋に詰め、手に取った利用者は中身を知らないまま借りることになる。
「シニア層の方々からもたくさん喜びの声をいただいております。《おかげで自分では選ばへんような本が読めたわ!》と。図書館は老若男女誰でも集うことができる場所です。世代を超えた交流により思わぬ発見を得ることもできます」(同)
館内はフタ付き飲料ならOKで、1階の屋外テラス席は食事を取ることも可能だ。カフェやスタジオ、多目的室なども備え、幅広いニーズに対応している。
「間違いなく朝から晩まで過ごせます」と、誰よりも当館に詳しい松本さんが自身の理想の過ごし方を教えてくれた。