「にこみ 鈴や」京都の姉小路通り、レトロな玄関灯に照らされた民家で近江牛のモツや伝助穴子を堪能

公開日: 更新日:

ロンドンだったら10倍?

 洗うときに神経を使って大変だそうだ。そんな店に30代中心の男女が普段使いの店としてやってくる。東京だったらいくらかかるか。

「先日、イギリスからのお客さまが、ロンドンだったら10倍取られるっておっしゃってました」

 確かに。アタシは純米の熱燗(700円)と牡蠣のてんぷら(750円)を追加。揚げたて大ぶりの牡蠣に塩をつけ口に放り込む。熱々トロリとうまさが口に広がり、そこに熱燗。サイコ~。そして気になっていた伝助穴子の炙り(1100円)を。兵庫で取れる特大の穴子をこう呼ぶらしい。表面を炭火で炙り、骨切りせずに小さく切って出てくる。これがコリコリしてまたうまい。江戸前の煮穴子とはまるで違う。「骨の食感も味のうちなので」と栗山店長。なるほど。「このあたりのお店は若い料理人が個性を出して頑張っています」。なるほど。よし、次回はハラミの炭焼きだ!

(藤井優)

○にこみ 鈴や 京都市中京区姉小路通新町東入南側二軒目

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか