ひな祭りを「桃の節句」と呼ぶワケは? 新生活で参考にしたい「六曜」の意味
①啓蟄(5日)
「啓」は「開く」、「蟄」は「土の中で冬ごもりをする虫」を意味し、冬眠していた虫や生き物が地上に出てくるころとされています。
②春分(20日)
昼と夜の長さがほぼ同じになる日で、春の折り返し地点ともいえる節気です。ここから本格的な春が始まります。
春分の日を中日として前後3日ずつ、計7日間をお彼岸と呼び、先祖の供養をします。
六曜
春は新生活が始まる時期でもあり、結婚式や引っ越しが多くなります。その際、「大安」や「友引」など、日にちを決める目安とされるのが「六曜」です。六曜は、古代中国の陰陽五行説をもとに作られた吉凶を示す暦注のひとつで、日本では特に冠婚葬祭の日取りを決める際の目安とされています。お祝いごとには、「大安」「友引」「先勝」の順で良いとされています。
六曜は中国から伝わった後、日本独自の解釈で発展したため、あまりこだわりすぎる必要はないという考えもあります。特に現代では、六曜を気にするかどうかは人それぞれで、実際には日程の都合を優先することも多いようです。