ひな祭りを「桃の節句」と呼ぶワケは? 新生活で参考にしたい「六曜」の意味
3月 季節のめぐり編
間もなく3月。寒さの中にも少しずつ春の気配が感じられる時期となりました。
満開の梅に続き、桜の開花予報が話題にのぼる季節を迎えます。春キャベツや菜の花、新玉ねぎに加え、野山ではフキノトウやタラの芽、ワラビなどの山菜が顔を出し、食卓にも春の香りが広がります。
ひな祭りと桃の花
3日のひな祭りは、平安時代の「ひいな遊び」と、無病息災を願う「流しびな」の風習が結びついたものとされています。旧暦の3月3日は現在の4月ごろにあたり、ちょうど桃の花が見ごろを迎えることから「桃の節句」とも呼ばれます。
中国から伝わった桃の木は、古くから邪気を払い、長寿をもたらすと信じられてきました。日本にもその考えが伝わり、縁起の良い桃の花をひな祭りの行事に飾るようになったとされています。
節気
二十四節気のうち、「啓蟄」と「春分」があります。春の暖かい日差しに誘われ、冬ごもりしていた生き物たちも動き出す季節です。