沖縄の不動産バブルいつまで続く? 那覇の坪単価は東京23区も顔負け、億ションまで出現

公開日: 更新日:

「沖縄の不動産を購入する多くは地元の人ではなく、東京を含む大都市圏や華僑などの富裕層だといいます。少し前に東京都心や湾岸エリアのタワーマンションを購入していた層と非常に似通っています。ただし沖縄の場合、マンション適地が極端に少なく一等地は限定されます。中心部は病院など設備が充実しているものの、公共交通が限られるため、場所によっては自家用車がないと不便を強いられます」(長谷川高氏)

 きれいな空と海に惹かれて移住、もしくはセカンドハウス目的の購入が目立つが、日銀による利上げの影響が気になるところだ。

「昨今は地価だけでなく、建築費の高騰が価格に反映されていますが、高層階のプレミアム住戸であっても地方で1億円のマンションが当たり前のように出てきた時は注意が必要です。利上げの影響はまだ小さく、不動産市場は強気の状態が続いています。しかし、過去の例からも不動産価格が崩れる時は地方やリゾート地から始まります。年間の供給戸数が3万戸を切るなど細っていることから、買う側からしたら焦りもあると思いますが、今後を見通すとすると警戒しなければならない時期に差し掛かっていると思われます」(長谷川高氏)

 日本を代表するリゾート、沖縄の活況はいつまで続く。

 

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差