著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

衆院選で自民が圧勝するなら…防衛関連の株価が動く可能性

公開日: 更新日:

 石破首相は、2002年に防衛庁長官、07年に防衛大臣を務め、軍備強化には熱心で来年度の防衛費を増額するだろう。10月2日の総理会見では「我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しいものだと認識をいたしております。国家安全保障戦略に基づき、平和を守るための抑止力の強化、防衛力の抜本強化に取り組んでまいります」と述べていた。

 24年3月にNATOに加盟したスウェーデンが発表したノーベル平和賞。ロシアのプーチン大統領へのメッセージなのか今年の受賞は日本原水爆被害者団体協議会(被団協)で、被団協代表委員の田中熙巳さんは、石破首相が言及している「核共有」について「論外。政治のトップが必要だと言っていること自体が怒り心頭だ」と訴えた。

 中国の古典に「国は常に強くも、常に弱くもない。法を奉る者が強ければ国は強く、弱ければ国は弱い」とあるが、自民党圧勝との読みなら、23年度の防衛装備品調達先の主要4社、三菱重工業、川崎重工業、日本電気、三菱電機の株価に先回りの動きが出よう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    石破自民は反省ゼロ!「非公認」逃れた“裏金議員”34選挙区はココだ【一覧付き】

  2. 2

    “裏金議員”丸川珠代氏が鞍替え出馬でナゾ釈明「自分で口座管理」→「資金の流れに気づけなかった」のいい加減

  3. 3

    維新が「政治とカネ」争点の衆院選に金満空中戦 SNSで大炎上の全面広告&新CMに4億円投入?

  4. 4

    裏金議員の非公認は「差別」に当たるのか?《影の総理》自民・森山幹事長の仰天発言が大荒れ

  5. 5

    裏金議員ら《非公認=二重処罰》主張の呆れたご都合主義…改憲主張から一転「憲法を守れ」の身勝手

  1. 6

    《アベノマスク契約》がXでトレンド入り…血税約600億円費やす契約を「口頭」でやり取り?の真偽

  2. 7

    自民都連も「裏金」に手を染めていたのか…選挙戦スタート直後“もうひとつの疑惑”噴出の不穏

  3. 8

    杉田水脈議員が“裏金”で通っていたスナックのママを直撃!赤旗に宛名ナシ領収書スッパ抜かれた

  4. 9

    元安倍派・豊田真由子氏が「羽鳥慎一モーニングショー」で暴露!“パー券販売”の驚愕実態にSNS震撼

  5. 10

    ヤマハ発動機は過去最高の業績なのに…日髙祥博社長「辞任」の衝撃と波紋

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神“強制終了”は「事実上の解任」…体調不良で異例の退任会見ナシなど誰も信じない

  2. 2

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  3. 3

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  4. 4

    藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的

  5. 5

    佐々木朗希はトミー・ジョン手術へまっしぐら…メジャースカウトが看破した160キロ右腕の“キズ”

  1. 6

    大谷を苦しめる「ダルビッシュの亡霊」…メッツのデータ分析班が配球パクって徹底対策

  2. 7

    中日・井上新監督が抱える「中田翔」というジレンマ…復活に期待も世代交代の障害になりかねない

  3. 8

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  4. 9

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  5. 10

    二階俊博Jr.vs世耕弘成前参院幹事長…和歌山2区で「裏金」同士の醜悪すぎる罵り合戦【総選挙ルポ】