街で見かけた風景を「大儲け」に変えられる人と、気づかずスルーする人の“決定的な差”

公開日: 更新日:

コロナ禍のアルコール需要で株価は約3.5倍上昇

 アルコール消毒剤といえば、コロナ禍に手指のアルコール消毒が推奨されました。その影響もあり、2020年6〜7月にかけてニイタカの株価は創業以来の最高値を記録。コロナ禍以前の2020年初頭の株価に比べ、約3.5倍に上昇したのです!

 どこでも同じものを見かける。そして、今後の成長を見込める。こうした「独占+成長のストーリー」を見逃さないよう、目の前の世界をしっかりと見ることが投資には欠かせないのです。

 逆にいえば、投資を始めると日常の見え方が今までと違ってきます。その楽しみも感じてもらえたら、もっと投資にのめり込めるはずです。 この「独占」や「圧倒的シェア」ですが、四季報でも探すことができます。

 会社四季報オンラインの検索機能で「独占」または「【特色】シェア」(【特色】とシェアの間にスペースを入れます)と入力して調べるだけでさまざまな銘柄を見つけることができますので、ここから始めてみてもいいかもしれません。

  ◇  ◇  ◇

▽渡部清二(わたなべ・せいじ)
 複眼経済塾 代表取締役・塾長 1967年生まれ。1990年筑波大学第三学群基礎工学類変換工学卒業後、野村證券入社。野村證券在籍時より、『会社四季報』を1ページ目から最終ページまで読む「四季報読破」を開始。25年以上継続しており、2024年秋号の『会社四季報』をもって、計108冊を完全読破。2013年野村證券退社。2014年四季リサーチ株式会社設立、代表取締役就任。2016年複眼経済観測所設立、2018年複眼経済塾に社名変更。清泉女子大学にて就職講座を6年担当するなど、投資家以外への教育にも熱心に取り組んでいる。『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(東洋経済新報社)がベストセラーになり、その後著書多数。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇