手数料自由化から25年…ネット証券は激しい消耗戦で業界再編が進む

公開日: 更新日:

 いち早く手数料無料化に動いた松井証券(159万口座)は異色の歴史を持つ。他社はすべてベンチャー企業系だ。松井は1918(大正7)年創業、「金融ビッグバン」(手数料自由化、1999年)を機に旧来型証券からネット証券に「進化」を遂げている。その真価がいま再び問われている。

 現在、取り組んでいるのは原点である顧客サービスの拡充だ。たとえば投資信託「信託報酬」全額を顧客にポイント還元している。25年5月にはJCBと提携しクレカ積み立てサービスを展開する。これにより投資信託での顧客への還元率は業界最高となる。

 投資信託にフォーカスした新規顧客の獲得戦略を打ち出す松井証券が、“次の再編”に向けた台風の目になるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も