石破首相が「賃上げに強い意欲」も実現は望み薄…企業内部留保と労働分配率で一目瞭然
「高き屋に登りて見れば煙立つ民のかまどは賑ひにけり」
食事時にもかかわらず炊煙が上がっていない人家を見た仁徳天皇が「以後3年間、租税や労役を免除しなさい」と命じ、3年後、高い山から人家を眺めると煙が立っていたーーという物語「民のかまど(竈)」だ。それぐらい思い切ったことをしなければ、石破首相が掲げる「日本経済全体の活力向上」「地方創生」は難しいのではないか。
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24日召集の通常国会。石破政権はどう動くのか。●関連記事【もっと読む】で《石破首相が言及「衆参W選挙」は無理筋…自民は深刻な“金欠”、身内からも「やめてくれ」の声》【さらに読む】で《国民民主×維新で繰り返される醜悪な綱引き…だから石破首相は妙に余裕シャクシャク》を取り上げている。