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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

岸田首相の「聞く力」は国民に向いているか 世論調査では「説明不足」89.5%

公開日: 更新日:
「聞く耳」!? 政府の発言に納得する国民はほとんどいない(岸田首相)/(C)日刊ゲンダイ

 昨年10月4日に岸田内閣が発足した際、多くの国民はこれを好意的に迎えた。

 岸田首相は自民党総裁選で、「私は人の話を聞くことが信頼の原点だと思っている。『聞く力』は誰よりも優れている」と強調。国民はこの言葉を信頼して支持した。

 しかし、今、「聞く力」が国民の側に向… 

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