世襲批判も裏金事件もどこ吹く風…自民・二階俊博氏「三男」に出馬要請した和歌山県町村会に賛否

公開日: 更新日:

《これが日本の政治の姿。地元も二階王国を守る事しか考えていない。それは、つまり自分たちの利権につながるから》

■いっそ「オヤジの悪事を暴く」といって出馬したら…

 和歌山県町村会は21の町村で構成。ホームページを見ると、「町村が直面している諸課題に対し、その解決のため調査・研究を行い、町村相互間の連絡協調を一層強固にし(略)国・県並びに関係機関に対し強力かつ積極的な政務活動を実施する」などとある。公的な色合いの濃い団体が国政選挙で特定の候補を支援する姿は地方都市でよくみられる光景とはいえ、さすがに有権者はどう思うのか。

 24日に町村会から出馬要請された伸康氏は、「私のようなものに対して全会一致で出馬要請をいただいたということは本当に重く重く受け止めなければならないと考えている」と前向きな姿勢を示しつつ、記者から裏金事件について問われると、「二階代議士がこの件に関して政治責任を明らかにした。私たちも同じ秘書という立場として、その責任は連帯して負うべきものだと考えている。従って次の選挙に自ら手を挙げるとかに関しては、果たして自分自身にその資格があるのだろうかということを常に自問してきた」と答えた。

 地元有権者と見られるSNSでは、《いっそ「オヤジの悪事を暴く」といって出馬したら》といった投稿もみられたが、果たして……。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース