世襲批判も裏金事件もどこ吹く風…自民・二階俊博氏「三男」に出馬要請した和歌山県町村会に賛否
《これが日本の政治の姿。地元も二階王国を守る事しか考えていない。それは、つまり自分たちの利権につながるから》
■いっそ「オヤジの悪事を暴く」といって出馬したら…
和歌山県町村会は21の町村で構成。ホームページを見ると、「町村が直面している諸課題に対し、その解決のため調査・研究を行い、町村相互間の連絡協調を一層強固にし(略)国・県並びに関係機関に対し強力かつ積極的な政務活動を実施する」などとある。公的な色合いの濃い団体が国政選挙で特定の候補を支援する姿は地方都市でよくみられる光景とはいえ、さすがに有権者はどう思うのか。
24日に町村会から出馬要請された伸康氏は、「私のようなものに対して全会一致で出馬要請をいただいたということは本当に重く重く受け止めなければならないと考えている」と前向きな姿勢を示しつつ、記者から裏金事件について問われると、「二階代議士がこの件に関して政治責任を明らかにした。私たちも同じ秘書という立場として、その責任は連帯して負うべきものだと考えている。従って次の選挙に自ら手を挙げるとかに関しては、果たして自分自身にその資格があるのだろうかということを常に自問してきた」と答えた。
地元有権者と見られるSNSでは、《いっそ「オヤジの悪事を暴く」といって出馬したら》といった投稿もみられたが、果たして……。