維新馬場代表が野党を「ぬるま湯」と批判もブーメラン…《熱湯をかぶった方がいいのは貴方》
馬場氏から見れば、立憲民主など既存の野党の国会対応は“なれ合い”であり、カツを入れるためには熱湯をぶっかけるぐらいの強い姿勢で自民に向き合う必要があると言いたかったのだろう。ただ、仮にそうであればなおさら、今回の規正法改案の審議中に自民と“手打ち”し、衆院で賛成に回ったのか。まさに「ザ・もたれ合い」を象徴するかのような出来事だ。
そして参院では一転して反対に回り、規制法案が可決、成立後は維新として政策活動費の廃止を公表するというのもトンチンカン。衆院審議中から、立憲民主や共産党がすでに廃止を訴えていたのだから、足並みを揃えるべきだった。
馬場氏は講演で、旧文通費の見直しを自民が先送りしたことについて、「『騙された方が悪い』という理屈が通るのであれば夢も希望もない」と非難していたが、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)は「自民党が嘘をついたわけでなく、単純に党首会談での馬場さんや維新執行部の確認ミスの話」と切り捨てられる始末だ。
「第2自民党」を公言していた馬場氏。他の野党を腐す前に、ぬるま湯にどっぷりと浸かった自身を反省した方が良さそうだ。