維新馬場代表が野党を「ぬるま湯」と批判もブーメラン…《熱湯をかぶった方がいいのは貴方》

公開日: 更新日:

 馬場氏から見れば、立憲民主など既存の野党の国会対応は“なれ合い”であり、カツを入れるためには熱湯をぶっかけるぐらいの強い姿勢で自民に向き合う必要があると言いたかったのだろう。ただ、仮にそうであればなおさら、今回の規正法改案の審議中に自民と“手打ち”し、衆院で賛成に回ったのか。まさに「ザ・もたれ合い」を象徴するかのような出来事だ。

 そして参院では一転して反対に回り、規制法案が可決、成立後は維新として政策活動費の廃止を公表するというのもトンチンカン。衆院審議中から、立憲民主や共産党がすでに廃止を訴えていたのだから、足並みを揃えるべきだった。

 馬場氏は講演で、旧文通費の見直しを自民が先送りしたことについて、「『騙された方が悪い』という理屈が通るのであれば夢も希望もない」と非難していたが、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)は「自民党が嘘をついたわけでなく、単純に党首会談での馬場さんや維新執行部の確認ミスの話」と切り捨てられる始末だ。

「第2自民党」を公言していた馬場氏。他の野党を腐す前に、ぬるま湯にどっぷりと浸かった自身を反省した方が良さそうだ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇