米大統領選からバイデン撤退…致命傷の高齢不安払拭ならず、ハリス副大統領を後継指名
オバマとペロシは支持明言せず
民主党は党候補を正式指名する党大会を8月に控えており、新たな候補の擁立が急務になっている。バイデン大統領は民主党支持者に「結束し、トランプ氏を倒す時だ」と呼びかけた。ハリス副大統領はバイデン大統領からの支持を「光栄だ」とし「党候補指名を勝ち取る」と決意を示した。
撤退の決断に、オバマ、クリントン両元大統領、ペロシ元下院議長ら民主党の有力者からは称賛の声が相次いだ。一方、後継候補のハリス副大統領について、オバマとペロシ両氏は支持を明言しなかった。今後、誰が正式な候補者となるのか、国内外の目が注がれることになる。
一方、トランプ氏はバイデン大統領の撤退を受け、SNSで「そもそも大統領になる資格がなかった」「米国史上、最悪の大統領だ」などと痛罵した。その上で「彼が国にもたらした損害を直ちに回復する。左翼が誰を後釜に据えようと、同じことだ」と述べ、大統領選での勝利を誓った。
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