立憲新代表「最有力は野田佳彦」で大丈夫? 仕切った大型選挙ことごとく惨敗の“黒実績”
「鳩山邦夫・元総務相の死去に伴う福岡6区補選は、自民系候補2人が立つ保守分裂を生かせず、擁立した新人の女性候補は“弔い選挙”を前面に出した次男の鳩山二郎氏にダブルスコア以上の大差で惨敗。小池都知事の都政転出で空いた東京10区補選も、小池さんが全面支援した若狭勝氏に、元NHK記者の鈴木庸介氏が大敗を喫しました」(政界関係者)
翌年7月の東京都議選は、自民が安倍元首相の「こんな人たち」演説という大失態を演じたのに、都民ファーストの会を率いた小池フィーバーに完全埋没。たった5議席しか得られなかった。
「歴史的敗北の総括のために開かれた両院議員懇談会で、野田さんは幹事長辞任を表明。代表の蓮舫さんに累が及ばないよう男気をみせたつもりが、結局、蓮舫さんは後任の幹事長を選べず、代表の座を退かざるを得なくなった」(立憲関係者)
その蓮舫を7月の都知事選で野田元首相は全力応援するも「まさかの3位」。立憲の上げ潮ムードに水を差した。毎朝38年間続けて駅頭に立ち、「ドブ板」も辞さない姿勢は選挙強者とみられがちだが、大型選挙はからっきし。「早期解散論」が広がる中、立憲議員は惨敗続きの野田元首相に新代表を任せて本当に平気なのか。