Z世代“のぞき魔”の最新手口…ドアスコープ越しにのぞき見、郵便ポストから盗撮の仰天
「本来、ドアスコープは室内から外の様子を確認するもので、内部を見ることはできませんが、単眼鏡を逆にして見ると家の中をのぞき見ることができます。被害女性の部屋は玄関を開けると部屋の中まで見える構造で、男は自分の部屋と同じだったことから犯行を思いついた。ネットでスマホの盗撮方法と単眼鏡を逆にする手口を知り、いずれも夜間、犯行に及んでいた。実際に自分の部屋で郵便ポストからスマホを差し入れる練習をしてから、実行に移していました」(捜査関係者)
Z世代の執念たるや恐るべしだ。警察が男のスマホを押収して画像を解析したところ、11月1日の犯行を含め、女性2人の裸を盗撮した動画が保存されていた。男は「女性の裸をのぞき見たかった」と供述。捜査終了後、アパートを引き払い、青森に転居した。
■地元警察署が注意喚起
茅野警察署の担当者はこう注意を呼びかける。
「警察官ですらこの犯罪を知り、そんなことがあるんだと思ったぐらいです。部屋によっては玄関先で着替えたり、風呂から出て体を拭くスペースになっていることもあります。玄関ドアに設置されている郵便ポストがどんな形状なのか確認し、目隠し用のドアポストを取り付けるなどの対策をしていただきたい。ドアスコープも専用のカバーで内側から目隠しをして欲しい。家の中は誰にも見られたくないプライベートな空間。これらの手口は悪意を持って検索しない限り、皆さんは知りませんので、知らないまま誰かにのぞかれている可能性があります」
ネット上で手口が拡散されていれば、すでに同様の手口で犯行を繰り返す悪党が存在し、さらに模倣犯が出てくる恐れもある。のぞき見を防ぐには自衛するしかない。