女性会員1000人登録、売春あっせん容疑で摘発…「ハイクラス出会い系喫茶」実態と荒稼ぎスキーム

公開日: 更新日:

■モデルやOL、主婦など素人っぽさが売り

 店のHPには<公務員、会社役員、税理士をはじめとして、経営者や医者、スポーツ選手なども来店されます>と書かれているが、実際、支払い能力がある常連客がほとんどだった。女性もモデルやOL、女子大生、主婦など容姿のレベルが高く、登録女性は約1000人に上り、会員の8割を占めていた。

「女性たちは変なプレーを強要されたり、危険な目に遭ったり、取りっぱぐれることもなかった。個人情報も守られていたため、身バレの心配もない。おまけに金額交渉を含め、すべて店側が段取りをしてくれる。一方、男性にしても、風俗嬢っぽくない、まさに街角を歩いているような、出会える機会の少ない素人っぽい女性を紹介してくれ、後腐れなく楽しめる。それが人気の理由だったようです」(捜査事情通)

 このグループは大阪と兵庫で出会い系喫茶を4店舗展開。Tu-Ba梅田店だけで月平均250万円を売り上げ、昨年1年間で3200万円稼いでいた。

 調べに対し村上容疑者は「本来の出会い系の営業だけでは売り上げが上がらず、金を稼ぐためだった。バレるとは思わなかった」と供述。女性には「売春はしません」という誓約書を書かせ、健全な出会い系喫茶を装い、摘発を逃れていた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853