女性会員1000人登録、売春あっせん容疑で摘発…「ハイクラス出会い系喫茶」実態と荒稼ぎスキーム
■モデルやOL、主婦など素人っぽさが売り
店のHPには<公務員、会社役員、税理士をはじめとして、経営者や医者、スポーツ選手なども来店されます>と書かれているが、実際、支払い能力がある常連客がほとんどだった。女性もモデルやOL、女子大生、主婦など容姿のレベルが高く、登録女性は約1000人に上り、会員の8割を占めていた。
「女性たちは変なプレーを強要されたり、危険な目に遭ったり、取りっぱぐれることもなかった。個人情報も守られていたため、身バレの心配もない。おまけに金額交渉を含め、すべて店側が段取りをしてくれる。一方、男性にしても、風俗嬢っぽくない、まさに街角を歩いているような、出会える機会の少ない素人っぽい女性を紹介してくれ、後腐れなく楽しめる。それが人気の理由だったようです」(捜査事情通)
このグループは大阪と兵庫で出会い系喫茶を4店舗展開。Tu-Ba梅田店だけで月平均250万円を売り上げ、昨年1年間で3200万円稼いでいた。
調べに対し村上容疑者は「本来の出会い系の営業だけでは売り上げが上がらず、金を稼ぐためだった。バレるとは思わなかった」と供述。女性には「売春はしません」という誓約書を書かせ、健全な出会い系喫茶を装い、摘発を逃れていた。