自称「占い師」が自殺教唆容疑で逮捕…偽造された遺書の中身と遺産譲渡の悪辣手口

公開日: 更新日:

 男性2人は2008年夏、ホームページで見つけたスピリチュアルカウンセリングを受けたことをきっかけに「創造主」を名乗る浜田容疑者に心酔。自身の給料や両親から相続した不動産の売却代金のほか、知人から金を借りてまで献金していた。

 20年8月1日、浜田容疑者は「(私の)交際相手に悪いものがついた。命を絶って交際相手を救いたい」と男性2人に話し、寺崎を含めた4人で海に入った。手首をマイクコードで縛られた男性2人には「気が変わったら沈め合うこと」と命じたという。浜田容疑者は「自らも一緒に死ぬ」計画を立てて、2人を自殺に追い込んだとされる。

■事件性なしが一転、新事実判明

 死因は溺死で、体内から鎮痛剤の成分が検出された。遺体を司法解剖した和歌山県警は「事件性が低い」と判断。遺体発見後、浜田容疑者らは2人を「自殺」に見せかけるため、寺本さんの「遺書」を提出していた。

 遺書は2人が自殺した2日後の8月3日に作成されたが、日付は亡くなる前の「7月30日」と記されていた。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した