欧米勢は奇異の目 “金満”日本の「サポートハウス」がソチ五輪にも
選手の間では好評だ。昨年のロンドン五輪で史上最多の38個のメダルを獲得した日本選手団。現地で選手たちを支えた「マルチサポートハウス」が、ソチ五輪の代表選手も後方支援する。
このハウスには、選手の疲労回復のための高気圧酸素カプセルなどの最新機器や入浴場、トレーニング室、用具整備室などが常備され、トレーナー、医師も常駐。日本食を提供し、栄養士や通訳、情報分析スタッフもいるので細かいサポートをしてくれる。
ロンドン五輪の選手村にあるレストランは24時間営業。地元の英国、カリブ海、インド、中国料理などを取りそろえていたが味はイマイチ。多くの日本選手は和食を求めてサポートハウスに向かった。その数、1日平均約150人。選手村に入った22競技のうち、20競技の選手が訪れ、その数は延べ4217人にも上った。
■日本人同士でかたまる弊害
ソチでは2箇所のホテルを借りてサポート施設をつくるという。寒いソチで湯船につかり、温かい日本食も食べられるのであれば、選手は大喜びだろうが、旧ユーゴのナショナルスキーチームのコーチだった平山昌弘氏がこう語る。