カーリング日本女子 ソチ五輪メダルの現実味は?
ソチへの最後のキップを掴んだ日本の女子カーリングチーム。冬季五輪はメダル争いのできる競技が少ないだけに観戦の楽しみがひとつ増えたが、出場10カ国で世界ランクが日本(10位)より下位は韓国(11位)だけ。過去4大会の五輪成績も、日本女子は5位、8位、7位、8位。
ソチ五輪もスウェーデン(世界ランク1位)、カナダ(同2位)、スイス(同3位)などの強豪国の他に、日本が11月のパシフィックアジア選手権から5戦全敗の中国(同5位)もいる。上位争いは厳しいとみられている。メダルの可能性はないのか。
8位に終わったバンクーバー大会の1次リーグ(3勝6敗)では、世界一のカナダ相手(銀メダル)に9エンドまで日本が6―5で勝っていた。10エンドに2点取られて惜敗したものの、近江谷(サード)などのミスがなければ結果はわからなかった。5―9で敗れた中国戦も、不調の近江谷が足を引っ張った。
■過去4大会のベストは長野大会の5位
今のメンバーは、スキップ小笠原(35)、サード船山(35)が02年ソルトレーク、06年トリノ大会を経験。最終予選の中国とのプレーオフでは、若いセカンド小野寺(22)、リード苫米地(33)のショット成功率は95%を超えた。過去の代表チームと比べれば、個々のレベルはかなり高いのだ。