柴田大知騎手が語った ドン底からGIジョッキーへの軌跡

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――清水社長が“ラフィアン”の関係者だったこともあって、いろんなアドバイスも受けたとか。
「まずは“牧場に顔を見せにこい”って言われました。でも、最初は行きづらかったなあ。だって、牧場じゃボクのことなんてほとんど知らないでしょ。だから“乗ってもらってもいいけど……”って感じでしたから。ま、少しずつ少しずつ認めてもらえましたけどね(笑い)」

――地道な活動もあって今ではマイネル・コスモの主戦に。レースでのきっかけはどこだと思いますか。
「マイネルネオスかな。初めて乗せてもらった10年の新潟ジャンプSで(5)着して、翌年の中山グランドジャンプを勝たせてもらいましたからね。平地では11年のGIIフローラSで(2)着と頑張ってくれたマイネソルシエールかもしれません。15番人気の低評価を覆したことで、オーナーがすごく喜んでくれたのを覚えています」

――そして13年はついに“マイネル”の馬でGI制覇。
「うれしかったですね。ホウオウはデビュー前に牧場でまたがった時から素質を感じていたし、何より関係者の皆さんに恩返しできたのがよかったです。畠山吉先生も乗れない時から攻め馬でよく声をかけてくださってましたから」

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