柴田大知騎手が語った ドン底からGIジョッキーへの軌跡
――ご家族も競馬場に駆けつけていました。
「実は自信があって呼んだわけじゃないんです。次の日から、府中から近い温泉に旅行に行こうと計画していたんですよ。で、ついでというと語弊があるんですけど、応援も兼ねて呼んだら勝って……。子供は大喜びで走り回っていましたね。それを見て騎手を辞めないで本当によかったと心底思いました」
――柴田大知騎手の姿を見て勇気づけられる人も多いと思います。
「13年の成績はよかったですが、まだ納得できるものではありません。でも、少しずつ自分のイメージと実際のレースが一致してきているんですよ。だから今後はもっとやれると思います。関係者はもちろん、常に馬券を買ってくれるファンに納得してもらえるレースをしたいです。これからも、さらにもがいてもがいて、もうこれ以上できないというぐらい頑張りますので、応援よろしくお願いします」