熱狂的サポーターがソッポ 本田ミランデビュー戦は閑古鳥
本田圭佑の記念すべきセリエAデビュー戦は、スタジアムに閑古鳥が鳴きそうだ。ACミランに入団した本田の公式戦初出場が予定されるアウェーでのサッスオーロ戦にミランサポーターが足を運ばない可能性があるからだ。
9日(日本時間10日)に「フットボール・イタリア」(電子版)が伝えたところによれば、「ウルトラス」と呼ばれる熱狂的サポーター集団が高額なチケット料金に反発して「サッスオーロ戦の観戦をボイコットする」との声明を発表したという。
声明では「チケット代が40ユーロ(約5700円)もするなんて考えられない。(チケット代が改定されない限り)応援し続けるわけにはいかない」と値下げを求めている。
実際に、何人のミランサポーターが呼び掛けに応じてボイコットするのか不明だが、敵地「スタディオ・チッタ・デル・トリコローレ」のアウェー席に空席が目立つ事態も予想される。チケット代の高騰は本田に責任がないとはいえ、サポーターの不買運動によって思わぬケチが付きそうだ。
本田は入団会見から一夜明けた9日、ミラノ郊外の練習場「ミラネッロ」で練習に参加。戦術練習に加わり、前線でワントップのパッツィーニ、ブラジル代表のロビーニョとコンビを組んだ。チームの公式サイトによると、その後の紅白戦では後半だけプレーしたという。