ザッケローニが頭を抱える代表主将・長谷部の“疫病神”ぶり
日本代表主将の長谷部誠(30)。ボランチとして体を張って相手ボールを奪い、機を見て相手ゴールに迫っていく。性格は生真面目。代表選手の誰もが認める“主将タイプ”である。その長谷部が代表放逐の危機に瀕している。
長谷部は先月14日、スペインキャンプ中のテストマッチで左膝半月板を損傷。全治1カ月の診断が下って16日に帰国。翌17日、都内の病院で手術を受けた。「退院した後は元所属浦和の常勤医が開業したクリニックなどでリハビリを予定」(サッカージャーナリスト)という。
「今回のケガが発端ですが、ザッケローニ監督はここ1年、長谷部の衰えを実感して見切りをつけるタイミングを計っていた。選手としての能力低下もさることながら、長谷部の<疫病神ぶり>も気になって仕方ないのです」(前出のジャーナリスト)
長谷部は今季ブンデスリーガ開幕直前、序盤勝ち星なしのニュルンベルクに移籍。日本代表FW清武弘嗣(24)とのコンビで勝ち点量産を期待されていた。しかし前半戦最終節まで全14試合に出場しながら1勝も挙げられず、長谷部が戦線離脱して1月25日に後半戦が始まると4―0、3―1と一気に2連勝である。