真央とのスケート観にズレ…佐藤コーチの指導に“疑問”の声
ソチで行われた12年のグランプリファイナルの時には、腰が痛くて体に力が入らないという真央に「最後まで踏ん張れ」と言って演技をさせた。
「その話を聞いた外国のコーチは、『選手をつぶす気か。どうかしている』と呆れていた。佐藤コーチはSPの信じられないミスについて、『何が原因でのみ込まれてしまったのかわからない』と言った。こんなコメントを聞くと、真央が佐藤コーチと組んだのはベストな選択ではなかったと思う」(前出の関係者)
真央の元コーチで、今回のフリーの振り付けを担当したタラソワ氏はSPを中継した地元テレビ局の解説で、「長時間の練習」がジャンプミスの原因と指摘。「大会前にたくさん練習をすることはまったく正しくない」と言った。この点も、佐藤コーチはブレーキをかけるべきだった。
羽生結弦は絶大な信頼を寄せているコーチ、ブライアン・オーサーで見事金メダルを取った。トリノ五輪で金の荒川静香も、大会前にタラソワからモロゾフにコーチを変えている。
指導力に疑問符が付くベテランコーチと、頼り切ってしまった選手……浅田真央がギクシャクしたままソチ五輪を終えたのは、ファンも悔いが残る。