冷や飯食い「タンパ組」の標的…ヤ軍内紛マー君が火種!?
田中将大(25)が内紛の火種になるかもしれない。
ヤンキースには、大きく分けて2つの派閥が存在するという。
ひとつは「ニューヨーク組」。キャッシュマンGM以下、主に本拠地のニューヨークを活動の拠点とする人たちだ。
もうひとつは「タンパ組」。こちらはキャンプ地のフロリダ州タンパを根城にする人たちが属している。タンパには故ジョージ・スタインブレナー・オーナーの自宅やヤンキースの育成組織があって、同オーナーの取り巻きというか、ブレーンが何人もいる。
同オーナーが意気軒高だったころは、ニューヨーク組よりむしろタンパ組の力が強かった。しかし、同オーナーが衰弱した05年ごろからニューヨーク組が勢力を伸ばし力関係は逆転。メジャーで1球も投げていない田中に160億円を投じたのも、キャッシュマンGMらニューヨーク組の意向が大きかった。
ニューヨークメディアのひとりがこう解説する。
■「要求は聞かない」
「05年に契約を3年延長する際、キャッシュマンGMは契約の中に<自分が今後GMを続けるならタンパ組の要求は一切聞かない>という条項を盛り込み、スタインブレナー・オーナーに認めさせたといわれている。もっとも、ジョージ(スタインブレナー)は当時、球団経営がほとんどできない状態だった。長男のハンクと次男のハルに球団の経営権を禅譲したのは07年です」