栗山監督が“色気” 日ハム大谷「初登板で途中降板」の真相
「自己管理がなってなかったといわれればそれまでだけど、体調不良になった原因は、開幕カードでの酷使がたたったと言う人がいるのです」
大谷は本来、開幕2戦目に登板予定だった。しかし、オープン戦で24打数8安打1本塁打6打点と活躍すると、栗山監督が「色気」を出した。
大谷の登板日を開幕6戦目の3日にずらし、開幕3連戦は野手起用。3試合目こそ守備の負担のないDHだったものの、1、2戦は右翼手としてフル出場。しかも開幕戦は延長十二回の長丁場。野手としてフルに使い切った上で、6戦目の先発に備えることになったのだから、体力、精神ともにヘロヘロになったとしても不思議ではない。
投手としても野手としてもどっちつかずだった昨季と異なり、今季の大谷は「投手優先」の方針が球団内部で確認されていた。
キャンプは1日置きにブルペンに入り、投手の調整に専念。打者としての練習を3日しかしなかったのもそのためだ。
■シーズン終盤はローテの軸
前出のOBは「それは栗山監督もわかっていたはずなんですが…」と続ける。